日本一の豪雪の町 ”新潟県津南町流” 雪室の作り方
3月某日、雪室貯蔵庫への雪入れ作業が行われます。
ちなみに雪室に入れる雪はふわふわの新雪は不向きです。
3月過ぎたころのシャリシャリと締まった雪が向いています。
ちなみに、3月中旬現在でも、この雪の量。倉庫の屋根まで届くほどです。
普段はうんざりする大雪ですが、この春から1年雪室の中で大活躍してくれます。
…で、雪入れの作業ですが、ここからは重機の出番!豪雪地ならではの作業です。
大型重機が雪を集め、飛ばし入れてくれます。
雪山から雪を崩して、倉庫前に集めて・・・
飛ばして入れる・・・
・・・これを繰り返していきます。
ちなみに倉庫の中では従業員はタイミングを見て雪を踏んだり叩いたり。
隙間を埋めたりギューギュー踏み固めたりしていきます。
こんな作業をすること数時間…
雪入れ完了。最後は投雪機で。
この雪のみで1年間。もちろん途中で雪を追加して入れることはできません。
雪室貯蔵室。
夏場は予冷庫になったり秋~冬は雪室貯蔵野菜の貯蔵庫になったり1年を通して大活躍。 室内は年間通して5℃以下、湿度もおよそ95%~98%に保たれます。
ちなみに雪室でのCo2削減率は年間10,782kg! 地球環境にも優しいエコな保存方法です。
おまけコンテンツ 『雪室の作り方 ギャラリー』